山本牧場の森羅万象

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2011年 4月 13日 (水)

さちこの”廃用”理由は...


先日の市場で買ってきた”廃用”の牛にかみさんのインスピレーションで”さちこ”と命名。
搾ってみて判った廃用の理由は”1本の乳頭が渋い!”ということのようである。(渋いとは生乳の出るスピードが遅いということ。)一本だけ渋い事により途中で他の乳頭からミルカ―をはずす手間が発生する。大規模の農場では作業効率が落ちるためこの手の牛たちは敬遠されるのだ。

”でも、このくらい我慢できないかな〜?”

廃用になる牛は基本、解体され肉になる。肉になることで私たちの口に入り生命の循環が果たされるのだが、僕は乳牛には乳牛の使命を全うさせるべきだと考えるのだ。まだ乳牛の役割を果たせるにも関わらず簡単に肉にしてしまうことが生命に責任を負う飼い方といえるのだろうか?
他にも乳房炎という病気で一本の乳頭が使えなくなったからといって追い出されてしまう牛(他の3本は普通に搾れるのに...)。分娩後150日以上たったのに種が付かないと諦められてしまう牛。廃用の理由は様々である。

せっかく”めんこ”して育てた牛たちである。多少の忍耐をしてでも飼い続けるポリシーはあってもよい。

★2010年7月までの日記


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